演劇ユニット『SP@CE』

奈良で活動する演劇ユニット『SP@CE』の劇団員ブログ用ページです。 現在、劇団員(役者、裏方)募集中です!

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「ナツマチ」 another story 『the day when snow stopped』。

case of A.suou

『the day when snow stopped』


*************


舗装もろくにされていないような砂利道を軍用ジープで走る。

クッションが悪いのだろう。お世辞にも乗り心地が良いとは言えないが、そんなことにケチを付けるような余裕は、今の軍にはない。

そして、今の私にも…。

空はどんよりと曇っていて今にも雨が降り出しそうだ。

『まるで今の私の心を映し出したようだ』なんて、詩的なことも『アヤ』なら言えたのかもしれない。

曇天を一瞥し、極めて小さな音で舌打ちをすると、ジープを運転している早川伍長がミラー越しにこちらを見て…

「どうかなさいましたか、少佐?」

と、少し緊張した面持ちで訊ねる。

外の景色に目を落としながら、「気にするな」と一言だけ吐き捨てるように呟くと、それ以上追求してくることはなかった。

この辺りの匙加減は慣れたものだ。私の機嫌を損ねない線引きをしっかり理解している。伊達に長年、私の部下をやっているわけではないということか。

しかし、まぁ「雨が降りそうだから機嫌が悪いんだよ」なんて理不尽なことを部下に言うわけにもいかないだろう。

いつからだ?こんなに雨が嫌いになったのは。

…私にもあったんだ…雨降りも悪くないと、そう思っていた頃が。





ぼんやりと窓の外を眺めている。

雨だなぁ…。何だろう?何とも言えず憂鬱な気分になる。

「どうしたんです、アヤ?」

誰かが『アヤ』の名前を呼び、顔を覗き込む。

誰かなんて分かってる。私に…アタシに対して、こんな丁寧な言葉で話しかけるのは彼女しかいない。

「ん~…雨だなぁって思って」

そう言うと、彼女はきょとんとした顔でこちらを見る。

うん。ユキのこういう表情は好きだな。彼女の名前の通り、無垢な新雪のようだ。

「アヤは雨が嫌いですか?」

「ん~…嫌いってわけじゃないけど…何だろうね?何か~…どよんとするよね」

そう言うと、ユキは一拍おいて、くすくすと笑った。何だろう?そんなにおかしなこと言ったかな?

「『どよん』ですか?アヤらしい表現ですね。何となく」

むっ。ユキの中のアタシのイメージってそんなか?『どよん』が、『らしい』って、何かリュウみたいで嫌だな。

「ユキは好きなの?雨」

何かユキ『らしさ』を引っ張り出してやろうと思い、話をふってみる。

「そう…ですね。嫌いじゃないですよ。お洗濯が乾かないのは、ちょっと困りますけど」

何だ。ユキらしいけど、『どよん』とは随分違うな。笑う要素がない。

「でも…そうですね。雨が降ると、ソラがつまらなそうにしてるので、それもちょっと可哀想かなって思います」

「あ~…確かに。外で遊べないもんな。ソラは雨嫌いそうだ」

ソラは快活で元気いっぱい。ユキは大人しくて理知的。…顔はそっくりでも中身は全然違う。

「ユキとソラってさ、見た目はそっくりだけど、中身は全然違うよね?」

「…そうですね。私にも…ソラみたいに可愛いげがあれば良かったんですが」

ん?そういうつもりじゃなかったんだけど…そもそもユキだって十分に可愛いげあるじゃないか。

「いや、ユキだって――」

「しゃべり方とか」

「えっ?」

「しゃべり方とか…変えてみたら良いんでしょうか?ほら。しゃべり方が違うだけでも、随分と印象が変わると思うんです。どうでしょう?」

…どうでしょう?って…思わず少し吹き出してしまう。

「え?え?何です?何で笑うんですか?」

「いやいや、だってさ…」

そんなことで悩んでるなんて、やっぱり十分に可愛いげがあるじゃないか。

「あっ」

そんな言葉を口にする前に、ユキがアタシの後方を見て、小さく声をあげた。

「ん?」

振り返ると、さっきまで覗いていた窓の外に、うっすらと虹がかかっているのが見えた。

「ほら、ね?」

ユキが呟くように話しかける。

「雨の後には虹がかかるんですよ?雨も悪くないでしょう?」


**


…くそ!くそっ!くそっ!!

あの七光りのボンクラ息子め…!

普段はろくに仕事もしないくせに、こんな時だけ余計なことをしやがる!

上官でさえなければ、あの何の役にも立たない頭を、いますぐぶっ飛ばしてやるのに…!

苛々しながら、私は「underground統括支部」の入口前までやってくる。

全身を激しく雨が打ち付けているがそんなことを気にしている場合ではない。

しかし、雨で濡れたせいか、こんな時に限って、指紋認証の読み込みが悪い。更に苛立ちが増していく。

ピッ。

安っぽい機械音が鳴った直後、開きかけた扉に手をかけ、無理矢理にこじ開けると、そこに見慣れた顔があった。早川伍長だ。軍靴を鳴らし敬礼をする彼の儀礼的な挨拶を無視する。

「早川!どういうことだ?説明しろ!」

「す、すいません、少佐。管轄外なのでお引き取り願ったのですが、私の言うことでは…聞いていただけず――」

「権限はこっちにある。こういう時の為に貴様を常駐させてるんだろう。相手が賊でも同じように頭を垂れるのか、お前は?」

彼の胸ぐらを掴み、噛み付くように吐き捨てる。

「も、申し、訳――」

突き飛ばすような強さで掴んでいた手を離す。

…分かってる。伍長を責めるのは酷だ。いくら管轄の違いがあっても、相手は中佐だ。止められるわけがない。…しかし…!

「作戦本部」と記されたドアの前で足を止め、襟元を正しノックをする。

「周防です。失礼します」

ドアを開け、中に入ると、そこにいた男の顔が目に入る。瞬間、眉間に皺が寄るのが分かった。

自分ではポーカーフェイスを自負しているのだが…こうも顔に出るとは…。

「おぉ、周防少佐か。どうした?そんなずぶ濡れで」

…どうした?だと?とぼけやがって…!

奥歯がガチリと噛み合う音が鳴る。今にも掴みかかりそうな気持ちを抑え、奴に…遠藤中佐に用件を伝える。

「…いえ。遠藤中佐が支部に来られ、『立花ユキ』の処分に着手されると、部下から連絡を受けまして」

「それでこの大雨の中、わざわざ戻ってきたのか?律儀なものだな、君も。流石、女だてらに少佐を名乗ってるだけはある。軍人の鑑だ」

と手にしていたワインを飲むと、酒臭い息を吐き、下品な笑いを垂れ流した。…奴の一挙手一投足に苛々する。

「会議の場でも『立花ユキ』の有用性に関してはご説明した筈ですが?今は『立花ソウスケ』の引き抜きのためにも、『立花ユキ』の処分はするべきではない、と。今の軍には――」

喋っている私の声を遮るように、ぽんっと、肩に手が置かれる。

「周防少佐。『アナグラ』の連中に入れ込むのは、あまり賢いやり方ではないな。出世の邪魔になるぞ」

「私は――」

遠藤が、バサッと紙束を机の上に広げる。何かの書類か?一瞬、何のことか理解が出来なかった。…いや、したく…なかったのか…。

「いくら『軍人の鑑』たる君でも、いくらかの情が移るのは仕方ないことだ。…まぁ気にするな。礼はいらんよ。恩に着せるつもりもない。…これからの『君』に期待している」

そう呟くと、遠藤中佐はそのまま部屋から出ていった。

私は震える手で、机に広げられた紙束を集める。そこに記された文字…。

『死亡確認書 氏名 立花ユ…』

目の奥に火が付いたように視界が真っ赤に染まる。激しい雨音がノイズのように耳を衝く。左手に紙束を握りしめる。空いた右手を血が滲むほど強く握り、気づけば私は思い切り壁をなぐりつけ――


**


ガタンっ!

ジープが激しく揺れる。

…そうか。眠ってたのか。

「すいません、大丈夫ですか?少佐」

「あぁ…」

短く返事を返す。

懐かしい夢を見た。私が雨を好きになった時と…雨を大嫌いになった時の夢だ。

窓から外の景色に目をやる。いつの間にか、外は大雨だった。…あの日のように。あの日…ユキがいなくなった日のように…。

「…そうか」

「はい?」

一人呟く私の声に、早川伍長がすっとんきょうな合いの手を挟む。「いや」と返事を返し、私は一人言ちる。…そうか。私が雨を嫌いなのは…そういうことだったんだ。

「…雨は雪を溶かしてしまうからな」

私の声が聞こえたのか、聞こえなかったのか、伍長がその言葉に返事を返すことはなかった。

「少佐。もうすぐA地区の貸倉庫前に着きます。ご準備を」

「あぁ」

ジープのドアを閉め、貸倉庫の扉の前に立つ。

中からは、二人の男が話す声がする。慣れ親しんだ『家族』の声だ。

私はそんな感傷を頭の中から追いやり、スイッチを切り替える。

『家族』ではない、『親愛なるものの仇』へと。


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「ナツマチ」 another story 『she never can get up』。

case of ryuta mishima

『she never can get up』


**************


コンコン。

いつものようにドアをノックするが、勿論返事はない。

コンコンコンコン。

さっきより強めにノックする。
…勿論返事はない。

「おい、アヤ!起きろよ!」

……。

「起きろって!話があんだよ!おい、アヤ!」

………。

起きないよな。そうだよな。分かってるよ、分かってる。

…仕方ない。

俺は手に持っていたCDデッキをドアの前に置き、再生ボタンを押すと、その場を離れた。

アヤの部屋から戻った俺は、冷蔵庫からキンキンに冷えた缶ビールを取り出し、軽くあおった。

「くぅ~…この一杯のために生きてるよな」

…さて。何かツマミはないかな?と、俺が戸棚を漁っていると…。

バンッ!!

突然、大きな音が鳴りドアが開かれたかと思うと、そこには鬼…もとい、アヤがCDデッキを片手に立っていた。

「…何のつもりだ、お前?喧嘩売ってんの?死にたいの?」

うん、いつもの3割増しくらい口が悪い。

「何ニタついてんの?やめろ、その目。××××るぞ」

おっと、3割どころじゃないな。文面に起こしにくいような言葉で俺を罵ってきた。

「まぁまぁ落ち着けって。ほら、一本どうだ?」

俺が缶ビールを勧めるが…

「飲まねぇよ」

と、小さい虫くらいなら、その圧だけで殺せるんじゃないかと思わせるようなメンチを切って断った。

…まぁ、そうだろうな。こいつ下戸だし。分かってて勧めたんだけど。

「………」

目が座ってる。これ以上からかうのは得策じゃないな。

「悪かったよ、機嫌なおせって」

「『悪かったよ』じゃねぇよ。何のつもりだ?って聞いてんの。何のつもりで、アタシの部屋の前でお経流してんだ?って聞いてんの?しかも、深夜に!爆音で!」

「…はっはっは。よく私が犯人だと分かった――」

トスッ!

俺の足元、数センチ手前にナイフが刺さっている。

おや?これは?俺の知る限り、おいそれと地面に刺さっていて良いものではなかったはずだが?

「バカにしてんのか?何だったら、二度とバカに出来ないようにしてやろうか?」

「お、おい。待て、アヤ。落ち着け。これには訳があるんだ。とにかく話を聞いてくれ」

俺は秘密兵器のレアチーズケーキを机の上に置くと、その向かいにある椅子にそっと腰をおろした。

「…で?何だよ、話って」

相変わらず不満そうなオーラは出ているが、取り敢えずはレアチーズケーキに騙されてくれたようだ。

「いや、実は、これなんだけどさ」

と、1枚の紙をアヤに差し出す。

「何?…聖誕祭?」

「そう。ほら、うちの孤児院ってさ、何か神様崇めてるだろ?何てったっけ?忘れたけど、何とかって神様。その神様の生まれた日を記念して、何かイベントをやろうってことらしくってさ」

「ふ~ん…それで?」

「いや、だから。そのイベントで何かガキどもが喜ぶような出し物とかないかなぁって思ってさ。ちょっと知恵貸して欲しいなぁって」

はぁ…。

アヤが頭を抱えて、盛大にため息をついた。

何だ?俺、そんな的外れなこと言ったか?

「色々、ツッコミたいとこだらけなんだけどさ…。まず、その何とかって神様が生まれた日っていつ?この『アナグラ』の中で、ちゃんとした日にちなんて分かんの?」

「それは…分かんないけどさ。うちの孤児院では、ある日を境に、その日を一月一日ってことにして、一年をカウントしてんだよ」

「なるほど。つまり形式上のってことね。それじゃあ、それはまぁ良いとして。…これが最大の疑問なんだけどさ」

と、アヤは一拍おいて大きく息を吸い込み口を開いた。

「人が完っ全に眠り切ってるこんなド深夜に!あんな嫌がらせを駆使してまで、『今』聞かなきゃいけないことなのか、それは!?」

マズイ。また怒りに火が付いた。

「いやいやいや。確かに悪かったとは思ってるけどさ。ああでもしなきゃ、お前起きないだろ?」

そう。アヤは所謂、心霊系が得意じゃない。だから、どうしても寝起きの悪いアヤを起こしたい時は、こういった手に訴えるしかないのだ。…命懸けだけど。

「それに、明日は里帰りの日だしさ。まだ聖誕祭は先だけど、明日孤児院に帰った時、じいちゃん先生に何か良い話聞かせたいんだよ。分かるだろ?」

「だったら、もっと早く相談しろよ。こんな急じゃなくてさ」

ぶつぶつ言いながらも、何か良い案がないか、考えてくれているみたいだ。

こういう時、やっぱりこいつは良い奴だなって思う。…だからこそ…

「なぁ、アヤ」

「ん~…?」

「本当はさ、明日に間に合わせたかったんだけど…間に合わないなら、またで良いから…さ、その、何だ…」

言い淀んでいる俺の顔を、何かを探るような目でアヤが見ている。

「もし良かったら、他の人にも意見聞いといて貰えないかな?例えば…アザミ…とかさ」

ぴくっと眉が動く。

さっきまで、俺の顔を覗き込むようにしていた顔を俯かせ、黙り混んでしまった。

しまった。ちょっと強引だったか?けど…

「あのさ、アヤ。俺は――」

「リュウ。…話はこれで終わり?」

「え?えっと…まぁ…そうだけど…」

「ふ~ん…そう」

アヤは短くそう呟くと席を立った。

「おい、アヤ。あのさ――」

「明日には間に合わないけど…また何か考えとくよ」

こちらを振り返らず、俺が渡した紙をヒラヒラとさせながら、そう呟く。

「そっか…」

「本当、あんたも懲りないね。アタシのことなんて放っておけばいいのにさ。…ごめんね。…ありがと」

パタン。

ドアを閉じ、アヤは部屋へ帰って行った。

表情は見えなかったけど、きっともう怒ってはいないだろう…そんな気がした。

「さて、と」

俺も立ち上がり部屋へ戻る。

明日は里帰りの日だ。早く寝なきゃ。

「あ…」

もしアヤが本当に何か出し物を考えてくれたらどうしよう?

明日、じいちゃん先生に打診しとかなきゃな。「聖誕祭とかやってみないか?」って。

そんなことを考えながら、一つ大きな欠伸をして、ドアを閉めた。


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「ナツマチ」another story 『my treasure』。

case of sousuke tachibana

『my treasure』


*************


黒く空を覆う雨雲から、叩き付けるような雨が降り続けている。

まだ昼過ぎだが、外は薄暗く、日が射す気配は全くない。

こんな時に限って…と思いながら、こんな時だからこそ…という考えも頭をよぎる。

『この大雨なら目撃されにくいのではないか』…と。



多分、このまま数日が経てば、リュウは反宗教団体の兵士を特定し…殺そうとするだろう。

それだけは回避しなければならない。

あんな連中の為に、リュウが手を汚す必要なんてないんだ。

リュウは真っ直ぐで、人の痛みが分かる奴だ。あんな人の形をしたゴミクズどもが相手でもきっと気に病んでしまう。

だから…。

ポケットに入れた手に力を込め、覚悟を決める。

問題は全て事が済んだ後だ。

その時、リュウの居場所が分かっていればいい。…でも、もしその時点でリュウが何処にいるのか分からなかった場合…きっとリュウは軍に疑われることになる。そして、それを俺が守ってやるのも難しくなる。

きっと軍の連中は、確かな証拠なんてなくても、何か適当に理由をつけてリュウを犯人に仕立て上げるだろう。そして、真偽も分からないまま、リュウを処刑するに違いない。

奴等は…理由なんてなくても…平気で人を殺す。…ユキの時のように。

それだけはさせない…2度と奪わせない…2度と壊させない…あんな奴等に!

ポケットから懐中時計を取り出す。

今から始めれば…夜までには…きっと…。

雨粒が懐中時計を濡らし、表面を伝って雫が落ちた。

…それはまるで涙を流しているように見えた。

そうだな。

今頃、アイツは何処かで1人、膝を抱えて泣いているのかもしれない。


**


ああ、くそ。何で俺まで軍の会議なんかに出席しなきゃいけないんだ。

手首をかきむしりながら一人苛々していた。

誤解のないように言っておくが、別に苛ついた時に手首をかきむしる癖があるわけじゃない。

単純に痒いんだ。さっきまで慣れない腕時計なんかをしてたもんだから。

アレルギーってわけでもないんだが…どうにも手や首に何かを巻き付けるのは肌に合わないらしい。

会議の間、数時間つけていただけでこの有り様だ。

しかし、時計をしないわけにもいかないし…だから、そもそも何で俺が軍の会議なんかに――

「ソウ先生?」

ふいに声をかけられ、慌ててかきむしるのをやめる。…別に咎められることでもないし、慌てる必要なんてないんだけどな。

「おお、リュウ。どうした?」

声をかけてきたのはリュウだった。…ん?何だろう?いつもと少し様子が違う…ような?

「?どうした、リュウ?なんかあったのか?」

「へ?いやいやいや、別に何でもないって。それよりソウ先生、会議に行くとか何とか言ってなかったっけ?」

露骨に話を逸らされた気がするが…まぁいいか。

「もう行ってきたよ。下らない。時間の無駄だ、あんなもん。どいつもこいつも上官の顔色見ながら状況報告するだけの集まりだ。それに…」

「それに?」

「…いや、何でもない」

…それに、わざわざ呼び出しておきながら、俺は一人別の部屋で、銃を持った兵士に監視されながら、モニター越しでの会議だった。馬鹿げてる。何の意味があるんだ。

「よく分かんねぇけど、何か大変なんだな」

「あぁ。それくらいの認識でいいよ。で?何だ?俺に何か用があったんじゃないのか?」

「いや、別に用ってほどじゃあ…」

と、じっと何かを見て言う。ん?何だ?俺の…手?足?椅子?

「いや、本当に大したことじゃないんだ。気にしないでくれよ」

きょろきょろする俺を見て、慌てて取り繕うように言うと、そのまま「じゃあな」と言って部屋に戻っていった。

はて?…妙なこと考えてないといいけどな。


―翌日―


俺の予感が当たったかもしれない。

時刻は深夜0時を回ろうとしているが…リュウがまだ帰ってこない。

いつもなら、何処に出掛けていようと、とっくに帰ってきてる時間だ。

…まさかとは思うが…アナグラの外に出てる…なんてことはないだろうな。

頭を抱えていると、玄関の扉がギィッと小さい音を立てた。どうやら、リュウが帰ってきたらしい。足音を立てず、こそこそと入ってくる。

「リュウ」

「のわっ!!!…び、び、び、びっくりした…な、何だよ、ソウ先生。まだ起きてたのか?」

「当たり前だろ。こんな時間になっても帰ってこない奴がいるんだ。おちおち寝てられるか」

ばつの悪そうな顔で「ははっ」と笑うとそのまま部屋へ戻ろうとする。

「おい、リュウ。その、何だ。お前ももう子供じゃないんだし、ちょっとくらいのことでグチグチ言うつもりはないんだけどな。…って、ん?」

よく見ると、顔や腕にアザや擦り傷が出来ている。まさか…ケンカか?

「お前、どうしたんだよ、それ。そんな怪我して…何してたんだ?」

「け、怪我?怪我って…何のことだ?」

そこを惚けるのか?…ったく。

「リュウ。ここ座れ」

「べ、別に大丈夫だってこれくらい」

「いいから座れ」

と、リュウの腕を引っ張りむりやり座らせる。

腕を引いた時、少し顔を歪めたな。やっぱり痛むんじゃないか…。

「何やってたんだ?…って聞いても、きっとお前は答えないんだろうな」

聞いて答えるなら、最初からこそこそしたりしない。

「ご、ごめん。でも、1週間だけだから」

「1週間?」

「そう。1週間。1週間経ったら、ちゃんと説明する。別に何か悪いことしてるわけでもないし…俺を信じて、1週間だけ何も聞かないでくれ。頼む」

と頭を下げる。

…まったく…こんな風に言われたら問い詰めるわけにもいかなくなるだろ。

「…1週間だな?」

「あぁ、ありがとう、ソウ先生」


―1週間後―


今日であれから1週間だ。

あの次の日も、至るところに傷を作って帰ってきた。

ここ2~3日は、目立った怪我はないみたいだけど、やっぱり帰りは遅い。

今日はちゃんと理由を聞く約束だからな。リュウがどんなに隠したがっても絶対に聞き出す。

そんなことを考えていると、「ただいま~!」とリュウの元気な声が聞こえてくる。あれ?今日はちょっと早いな。

「ただいま、ソウ先生」

「おう、おかえり。今日は早かったんだな?」

「まぁな。実質、バイトは昨日で終わりだったから。今日は給料貰って買い物してきただけだし」

と言うと、鞄をガサガサと探り始めた。…バイト?給料?買い物?何の話を――

「ソウ先生。いつもありがとな。これ俺からの誕生日プレゼント」

そう言って、リュウは小さい箱を俺に差し出してきた。

その瞬間、全てのピースがカチリとはまった。…そうか。こいつ、これを買うために毎日遅くまでバイトしてたのか。多分、慣れない力仕事かなんかだろう。それであんな怪我までして…けど、誕生日?

「あ、ありがとう。でも、誕生日って?今日は俺の誕生日なのか?」

『アナグラ』に入ってから日にちの経過がよく分からない。俺の誕生日が今日かどうかなんて、リュウにも分からないはずだけど…。

「孤児院ではさ、ある1日を一月一日に決めて、そっから一年を数えてるんだ。それに従うと、今日がソウ先生の誕生日になるってわけ」

なるほど。そういう理屈か。

「ほらほらほら。そんなことどうでもいいからさ。開けてみてくれよ」

そんなことって…。リュウは一刻も早く自分のあげたプレゼントを見て欲しいらしく、凄い勢いで急かしてきた。

「分かった分かった、今開けるから」

小さな箱から出てきたのは、簡素なデザインの懐中時計だった。…懐中時計って…まさか…。

「前にソウ先生が、手首かゆそうにしてたの見かけてさ。あれって腕時計のせいだろ?これだったら、かゆくならずに済むと思ってな」

へへっと笑ってみせる。

…俺は一言も言ってない。腕時計のせいで手首がかゆくなったなんて…一言も。

それでも、リュウには分かったのか。本当に…こいつは…。

「ありがとう。本当に。一生大事にする。お前のおかげで、また1つ宝物が増えたよ」


**


お前に貰った宝物…少し協力してくれ。

もう1つの宝物…俺の『家族』を守るために。

白衣の裾で濡れた懐中時計を拭うと、そのままポケットにしまう。

今の時間なら直接電話が繋がる筈だ。目の前の公衆電話の受話器を取り、コインを入れる。

3コール後、電話が繋がり、不機嫌そうな男の声が聞こえてくる。可能な限り平静を装いながら、電話先の男にこう告げる。

「『underground』C-16地区所属の立花ソウスケです。…宮部曹長ですか?実は先日の健康診断の結果について、早急にお伝えしたいことが御座いまして、直接お電話差し上げました。出来れば他の方には内密にお会いしたいのですが…」

左手に懐中時計を強く握り言葉を繋げる。

もう少しだけ頑張ろう。

大事なものを守るために。


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オススメ戦争映画 Vol.9 『聖なる嘘つき』。

どうも、猪上です。

オススメ戦争映画、第9段(最終回)は「聖なる嘘つき」です。

1999年、アメリカ。
原題「Jacob the liar」。

監督、ペテ・カソヴィッツ。
主演・製作総指揮、ロビン・ウィリアムズ。

正式な邦題は「聖なる嘘つき―その名はジェイコブ―」でしたが、後に何故か「聖なる嘘つき」になってしまってました。

このブログでは以前から何度か名前の出ていた作品ですね。

はっきり言って、そんなにメジャーな作品ではないと思いますし、一般的にそこまで評価の高い作品でもありません。

猪上がこの作品をオススメするのは、本当に個人的な好みによるところが大きいです。

ロビン・ウィリアムズの出演作品の中でもあまり脚光を浴びるタイプではないですね。

ロビン・ウィリアムズの戦争映画と言えば、殆どの方が「グッドモーニング・ベトナム」を挙げるのではないでしょうか?

まぁそれはそうでしょうね。

「グッドモーニング・ベトナム」と比べると、知名度も評価も興行収入も、雲泥の差ですから。

…雲泥の差は言い過ぎですか。

でも確かに「グッドモーニング・ベトナム」も名作ですよね。

特にロビン・ウィリアムズの良さをより引き出してるのは「グッドモーニング・ベトナム」だと思います。

しかし、今回のオススメは「聖なる嘘つき」です。

まぁそもそも、猪上のメインは第二次世界大戦であって、ベトナム戦争はちょっと違ったりしますしね。

と言うわけで、「聖なる嘘つき」です。

このお話は狭いゲットー内だけのお話が全てです。

以下、あらすじ。

ある日、風に乗り壁を越えて舞い込んできた新聞紙を見つけたジェイコブが、必死にその新聞紙を追い掛けるところからお話は始まります。

追いかけている内に時間は外出時間ギリギリに。

それを監視に見つかり、罰を受けに指令部へ行けと言われ、渋々指令部へ向かうジェイコブ。

その一室でジェイコブは偶然ラジオ放送を耳にします。

「ベザニカまでソ連軍がやってきている」と。

そして、指令部からゲットーに帰ろうとする途中で一人の少女と出会い、彼女を匿うことに。

翌日、同じユダヤ人の仲間がやけになりドイツ軍にケンカをしかけようとします。

そこでジェイコブは彼を助ける為、思わず口にしてしまうのです。

「もうそこまでソ連軍がやってきてる。もうすぐ俺たちは助かるんだ。ラジオで聞いた」と。

その話はみるみる内にゲットー内に広がり、「ジェイコブはラジオを隠し持っている」と噂になるのです。

ジェイコブはゲットーのユダヤ人たちに希望を与えるため、あたかもラジオを持っているかのような嘘をつき続けるのですが…。

…とまぁ、ざっくり書くと、こんなとこです。

本当はもっと詳細に書きたいのですが、出来れば実際に見ていただきたいので、割愛させていただきます。

この映画に対して、色々と批判的な意見も勿論あるわけなんですが…例えば「ギャグがスベり気味」や「オチを期待してしまう」と言った、ロビン・ウィリアムズに対する、コメディの期待。

これはどうかな?と。いや、それは見る側の問題だろ、と。

どう考えても、これはコメディではありませんよ?何故か、たまに「ジャンル:コメディ」ってなってますが、とんでもないです。

ただ要所要所でネタっぽい会話が多かったりするので、そう思ってしまうのかもしれませんが…。

では、何故「要所要所でネタっぽい会話が多い」のか?ですが、これはオープニングのモノローグが全てを語っています。正確ではありませんが、以下のような内容です。

『あるユダヤ人の占い師にヒトラーが尋ねた。「自分はいつ死ぬのか?」と。その占い師はこう答えた。「あなたは我々ユダヤ人の祝日に死ぬでしょう」。ヒトラーは尋ねた。「何故そんなことが分かる?」。占い師は答えた。「あなたの死んだ日が我々の祝日になるからです」と。ヒトラーは尋ねた。「この状況でそんなことを言って、ただで済むと思っているのか?」と。占い師は答える。「我々に残されたのはこれだけです。他は全てドイツ軍に奪われました」』

「ユダヤ人はジョークが好き」と言う話はホロコースト物ではよく聞くことですが、まさにこれにつきます。

特に自虐的なブラックジョークが多く、「ドイツ軍は全部奪っていったが、ジョークまで奪われなくて良かったよ。こいつを奪われてたら、ユダヤ人は即刻根絶やしだ」みたいなブラックジョークを聞いたことがあります。

つまり、そういう皮肉をふんだんに込めた作品だと思うんですね、本作は。冒頭でそれをちゃんと説明されているのに、ネタがどうだこうだと言うのは、申し訳ないですが、ちゃんと作品を見れてないと言わざるを得ないかと。

あと、個人的にとても納得がいかないのが「ライフ・イズ・ビューティフル」と比べられることが多く、更には「聖なる嘘つき」が過小評価されてしまうことです。

いやいや、どう考えてもこちらの方が良作だと思いますよ?

正直、「ライフ・イズ・ビューティフル」は好きになれませんでした。

「ライフ・イズ・ビューティフル」好きな方はごめんなさい。読まない方が良いかもです。

ヒューマンドラマとしてなら良いのかもしれませんが、戦争映画としては如何なもんかと。

あの何でもスルーしてしまう滑稽極まりないドイツ軍や、

子供という生き物をバカにしてるのか?と言いたくなるくらい何でも鵜呑みにしてしまう子供や、

ただ無理矢理付いてきて自らは何もせず、ただただ心配をかけさせてメソメソするだけの奥さんや、

やたらデカイ声で喋るが誰からも一切注意されない主人公と、何故かそれを生暖かく見守るだけの他のユダヤ人たちや、

これから何十年、父親の嘘を疑えなかった自分を責めるだろう子供と、何も出来なかっただけの母親が、父親のいない食卓を囲む日々がやってくるであろう作品につけられた「ライフ・イズ・ビューティフル」という無責任なタイトルや…

それも全部、ユダヤジョークということでしょうか?

それならそれで、やはり猪上にはついていけそうにありません。

最終回なんでかなり好き勝手書いてますねすいません。

…と、まぁ話はそれましたが。

「聖なる嘘つき」の良いところは、ただの臆病でちっぽけなおじさんである主人公が、自分の中にある可能な限りの勇気(←ここ大事です)を奮い立たせるところでもあります。

ゲットー内に、平気な顔で蛮勇を振りかざせる人間がそうボコボコいるはずないんですよ。

子供のためとは言え、そういう人間味のなさが「ライフ・イズ・ビューティフル」を好きになれなかった理由でもあります。

その点、「聖なる嘘つき」は人間味に溢れています。正義感も偽善も欺瞞も猜疑心も。良い感情も悪い感情も様々つまってます。

この映画を見ると、ロビン・ウィリアムズの笑顔の力を思い知ること請け合いです。

そして、ラストシーン。

見て欲しいので、詳しくは書きませんが…これは色々な取り方が出来ますね。

実際には、ちょっと出来すぎてる気もしますが…全くあり得ない話でもないくらいの匙加減。

でも、ここのモノローグを聞く限りでは、そもそもそうではない可能性がありますよね。

そういう考え方もありかな、と思いますが…やはり、此処は素直に見るなら、ジェイコブのなけなしの勇気に対するささやかなご褒美という捉え方が一番綺麗かな?とも思います。

まぁ、 色々と書きましたが…

見て下さい。少しでも興味を持たれたなら、 是非見ていただきたいです。

そして、「ナツマチ」を見に来ていただいた方には、「どの辺りが影響を受けているのだろう?」と探りながら見ていただけたらと思います。



さて。

今回でこのシリーズは最終回です。

如何でしたか?猪上は過去に例を見ない程、楽しい企画でした。

次回からの更新では、「ナツマチ」のショートストーリーを全5話でお届けしたいと思います。

では、そちらもゆるっとご期待下さい。

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公演終了後企画。

どうも、猪上です。

公演終了から、およそ10日ほどが経ちましたが…皆様、いかがお過ごしでしょうか?

猪上は「ナツマチ」の締め企画の準備をちょこっとしたりしてました。

まぁ、特に大したものでもないのですが、公演をご覧いただいた皆様に、最後にもう少しだけ楽しんでいただければと思いまして。

…と言うわけで。

「ナツマチ」の上演後企画としまして、近日中に以下を公開したいと思います。

・オススメ戦争映画 最終回 Vol.9

・「ナツマチ」登場人物別ショートストーリー小説。

…です。

オススメ戦争映画は、特別影響を受けた作品の紹介になります。

登場人物別ショートストーリー小説は、昔からたまにやってた企画なのですが、それを今回久々にやろうかなと。

本編では語られなかったストーリーを小説形式で発表します。

各キャラ毎に、全5本で予定しております。

本当にショートストーリーなので、オマケ感覚で楽しんでいただければと思います。

「いざ発表したものの、書けなかったらどうするよ?」という心配があったので、ちょっとお時間を頂戴しましたが、現時点で8割くらいは仕上がってますので、割とコンスタントに公開していけると思います。

ではでは。

近々アップ予定ですので、もう暫しごゆるりとお待ちください。


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演劇ユニットSP@CE『ナツマチ』終劇。

どうも、猪上です。

7月4日、5日、演劇ユニットSP@CE『ナツマチ』無事終了致しました。

ご来場いただきました皆様、本当にありがとうございました。

今回はやりたいことが沢山やれた…そんな公演でした。

戦争物を扱ったのもそうですし、劇中にプロジェクターを使い動画を流したのも、新しい試みでした。

お芝居のオープニングムービーのような扱いとして楽しんでいただければと思い製作したのですが…いかがでしたでしょうか?お楽しみいただけましたでしょうか?

全編通しておよそ130分くらいのお芝居でした。

Airflow時代には同じくらいの尺のお芝居は何度かさせていただいていたのですが、SP@CEとしては、初の120分オーバーの長編仕様となりました。

内容も重く、シリアスなものだったので、ほのぼのしたSP@CEのお芝居が好きな方には、申し訳ない気持ちもありつつ、「こういうのもあるのか」と楽しんでいただければ嬉しいです。

今回も沢山の方に助けられ感謝感謝の公演でした。

最近の公演では毎回お世話になっている音響さん…本当にいつもありがとうございます。

今回はこっそり本編出演もしていただき、めちゃくちゃ助かりました。

もう今の我々にとっては、他の方では考えられないくらいの大事な音響さんです。

本当にありがとうございます。

そして、今回急なオファーにも関わらず、快く照明操作を引き受けて下さった、音声館スタッフのホール担当者様、本当にありがとうございました。

嫌な顔1つせず、こちらの急な要望に可能な限り対応して下さったお陰で、今回の公演を無事終えることが出来ました。

多分、「ちょっとしつこいな」と思われるかもしれないくらい何度もお礼を言わせていただきましたが、それでも足りないくらいです。

本当にありがとうございました。

そしてそして。

何よりも、今回の公演にご来場いただきましたお客様。

ありがとうございます。

今回初めてご来場いただいた方、過去の公演を観て、楽しみにご来場いただいた方…色々な方がいらっしゃるとは思いますが…その全てのお客様に心より最大限の感謝を。

皆様のお陰で、我々があります。

皆様お一人お一人が劇団にとっての全てです。

終演後の受付で一言「また次回も楽しみにしてます」そう言っていただけるだけで、全ての苦労が吹き飛びます。

色んなしがらみや、苦労や、葛藤や、疑心を…マイナスなものを、全て吹き飛ばすだけの力があります。

重ね重ね、本当にありがとうございました。

打ち上げ後、眠気と疲労で朦朧とする意識の中、これを書いているので、ちょっと文章おかしいかもしれません。

また後日、ちゃんと書きます。

とにかく、今お伝えできる限りの感謝の気持ちを。



後、差し入れでいただいたサブレが強烈に美味いです。

ありがとうございます。



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演劇ユニットSP@CE『ナツマチ』。

どうも、猪上です。

今から最終公演です。

色々と、やりたいことをやれた公演でした。

頑張ってきます。

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オヤスミ★

夜更けに。





喉がおかしくなるくらい叫んで、


目とか鼻から水分をだして、


あれからまだ1ヶ月も経っていない。


こんな出来事はもう3回目なんだけど…





今までありがとう。


舞台本番頑張るから、


空から見守ってて…★ミ






プロフィール

SP@CE

Author:SP@CE
演劇ユニット『SP@CE』

奈良で活動する演劇ユニット。
2012年6月、始動。


2014年5月 第1回公演「CONNECT」無事、終了致しました。
ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。


2014年5月現在、次回公演に向けて、役者・裏方募集中です!
詳しくは、下記カテゴリ『募集要項』をご覧ください!

お問い合わせ
http://form1.fc2.com/form/?id=744030

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