演劇ユニット『SP@CE』

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オススメ戦争映画 Vol.6『黄色い星の子供たち』。

どうも、猪上です。

オススメ戦争映画、第6段は「黄色い星の子供たち」です。

2011年、フランス。
原題「La Rafle」。

ローズ・ボッシュ監督作品…と言っても、猪上はこの監督の他の作品を知らないのですが。

味方だと思っていたフランスに検挙されて、収容所に送られたユダヤ人たちのお話…ヴェル・ディヴ事件を映画化したものです。

この映画も当然、賛否が別れたわけですが、否定的な意見としては「フランスの言い訳映画だ」という意見が多いようです。

つまり、「フランスはユダヤ人差別とかしたくなかったんだよ。ドイツに言われて仕方なくやったんだよ。ほら、こんなに良いところが沢山あるでしょ?」って言いたい映画だ、ということみたいです。

まぁ、この意見も全く理解できないわけではないのですが…そんなに美化して描かれているとも思いませんし、そもそもヴェル・ディヴ事件を扱っている時点で、ある程度、自罰的な作品だと思うのですが…割と辛めの方が多いのでしょうか。

実際、パリでの検挙数が規定数に達しなかった背景には、パリ市民の協力があったのでしょうし、その辺りは一定の理解を示しても良いのではないですかね?…と猪上は思います。

まぁ、さておき。

この映画ですが、実は、キャストにあのジャン・レノが出演してるんですね。

しかも、主役ではないです。

でも、まぁ、正直、あの役は別にジャン・レノじゃなくても良かった気もします。

この映画のキャストと言えば、間違いなくアネット役のメラニー・ロランでしょう。

実在する人物、アネット・モノー役を演じたメラニー・ロラン…彼女の演技を見るだけでも、この映画は見る価値があると思います。

そして…ここから先はそこそこのネタバレを含みますのでお気をつけ下さい。


…いいですか?


では。


この映画を見て「感動した!」という意見をよく目にするのですが…正直、猪上は別に感動はしませんでした。

感動したと言えば、ストーリー中盤の消防士たちのカッコ良さくらいのもんです。

この意見もたまに目にするのですが、所謂「ありきたり」な部分は否めません。

ただ「良いお話」を求めるなら、同じヴェル・ディヴ事件をテーマに扱った「サラの鍵」を見た方が良いと思います。

では、この映画の何が良かったのか?と言うと、まず一つは先程も挙げましたメラニー・ロランの演技。

そして、もう1つが…ラストシーンの子供たちです。

ヴェル・ディヴ事件で検挙されたユダヤ人たちの中で、子供の生存者はいなかったと言われているので、この辺りも史実と照らし合わせるとどうなの?となりますが、それでも、猪上はこのラストシーンの演出が大好きです。

ネタバレをしてしまいますが、この映画のラストシーンで、戦後に生き残る子供がいます。

映画冒頭から登場している、この映画の主人公と言ってもいい子供たちです。

ストーリー中盤、収容所に送られてからも、子供特有の明るさや希望などを瞳に宿していました。

その子供たちの一人が生き残り戦後を迎え、大好きだったアネットと再会を果たし、抱き合うシーンがあるのですが…このシーンに映される子供の目に光がないんですね。淀んでるんです。希望がないんです。

戦争が無邪気な子供から光を奪ってしまったんだ…それをより顕著に現しています。

最後の最後にこのシーンを見て、反戦映画としての、この映画の価値を再認識しました。

そして、そのまま何かすっきりしない「膿」のようなものを含んだまま、この映画は終わります。

繰り返しになりますが、この映画は決して「感動作」ではない、と猪上は思っています。

後味の良い戦争映画なんてなくていい。

…なんて言うと反感を買うかもしれませんが、少なからずそういう気持ちはあります。

そういう作品を否定するわけではないですが…やはり「戦争」があった以上、どこかに「気持ち悪さ」が残るべきじゃないかなぁと思ったりするわけです。
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Author:SP@CE
演劇ユニット『SP@CE』

奈良で活動する演劇ユニット。
2012年6月、始動。


2014年5月 第1回公演「CONNECT」無事、終了致しました。
ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。


2014年5月現在、次回公演に向けて、役者・裏方募集中です!
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